働く人々。世の中の仕事、実務の現場

世の中の仕事の内容や実務の現場、キャリアパスについて色んな人に聞いてみました。

おせち1万箱のフタを閉じるだけのバイト

高校の頃、おせち料理のフタを1万箱閉めるだけというアルバイトをしました。

ベルトコンベアから流れてくるおせち料理の入ったプラスチックの容器に、フタをしめるだけの単純な作業です。

1日8時間という長丁場でしたが、簡単な仕事に見えたので、即応募。

やってみるとこれが意外と大変でした。

時間が経つのが遅い

何よりも時間が経つのが遅く、同じことをずっとやっていると眠気がおそってきたりします。

それに、ミスをするとベルト自体を止めなければならず、多くの人に迷惑をかけてしまうことに。

私はこの仕事のお陰で、単純な作業が、必ずしも楽なアルバイトではないということを学びました。

忍耐強くなれました

良かったこともちゃんとあり、忍耐強くなれましたし、慣れてくれば体が勝手に動いてくれるようになり、手先が器用になったと思います。

おせち料理のフタを1万箱閉めるだけというアルバイト、我慢強い方、単純な作業が苦にはならない方、人と喋るのが苦手な方には、向いてる仕事なのではないでしょうか?

個人商店レベルの製函・化粧箱製造業は、すべての仕事をほぼ一人でしなければなりません。

私はもともとは親が創業して長い間やってきた商店を経営しています。

具体的には原料の紙を仕入れ、その紙をお得意先の希望する大きさの箱にしてそれを販売しています。

家業に入ったきっかけ

もともと大学を出てからサラリーマンで営業職をしていたのです。

が、バブル経済が崩壊して、サラリーマンの将来に不安を感じていたので親の仕事をすることにしました。

毎日の仕事と報酬

毎日は基本的には製造と配送をしています。

私と年老いた親とだけでやっているので、帳簿仕事や会計の業務なども週に一度くらいはやります。

当然、毎月決まった給料などではありません。

月々でかなり変化のある所得となっていますが、月に40万円程度の収入はあると思います。

仕事の受注方法

仕事の受注は主としてお得様からの電話で受けます。

また、配送に行ったときに話をして受注することもかなりあります。

新規の営業などはあまりやりません。

店舗の新規で来るお客様にはきちんと対応します。

やはり、体と動かすとか外に出ることが好きなのか、帳簿仕事や会計の仕事にはいまだに慣れてきません。

仕事を面白いと感じるとき

仕事をやっていて面白いのは仕事が予定通り以上にうまく進む時です。

それはまるで魔法のように進展することがあります。

辛かったこと

辛かったことは、リーマンショックの後のかなりな落ち込みを経験した時です。

そのころは本当に廃業も真剣に考えたくらいでした。

子供に家業を継がせるか?

もし、私の子供や友人などが私の仕事に就きたいと言えば、やはり私は勧めることができません。

なぜなら私の業界は国内市場だけとも言えるます。

ので、業界自体が縮小しているのでなかなか拡大は難しいと思うからです。

塾講師の仕事に就いて楽しい時間を過ごせました

塾講師の仕事に5年間就いていました。

塾講師になろうと思ったきっかけ

塾講師に就こうと思ったきっかけは、大学時代に家庭教師のアルバイトです。

生徒に勉強を分かりやすく面白く教える事に、とてもやりがいをもったからです。

塾の出勤は基本午後過ぎ

塾は学校が終わってから始まります。

なので、出勤は基本午後過ぎです。

その後、本部で会議や授業研修があります。

そして、3時過ぎ頃に授業をする校舎に着きます。

昼ご飯は遅いですが、その頃に食べます。

4時半頃から授業

4時半頃から小学生が通塾しはじめ、5時ごろから小学生の授業です。

夕方からは中学生の授業。

居残り授業などを含めると、授業が終わるのは11時前になることがあります。

それから各授業の宿題を教室のまとめノートに書いたりします。

また、今日気になった生徒の話を先生間でしたりします。

授業前に出来なかった仕事などを済ませて、12時頃に退社します。

講師は授業だけでなく、色々な係があります。

講師は授業だけが担当と思われがちですが、色々な係を先生が担当します。

私は理科実験の担当でした。

なので、実験のマニュアルを作ったりしました。

そのほか、教室長から言われた雑務で教材管理をしたりします。

新入塾の保護者連絡をしたり、広告の電話問い合わせに対応したりもあります。

新しいイベントや講座を案内したり、日によっては休憩も取れないほど忙しい事があります。

そのため、授業だけの楽しい仕事ができるというわけではありません。

が、他にも色々経験できるという部分では、業務内容の限られた専門職というわけではないのかなとも思います。

これから、塾講師になりたい方へ

もし、知人が同じ塾講師になりたいと言ってきたら、どういうか?です。

授業の予習は毎日大変だし、夜がメインの仕事だから健康的に優れない日もあります。

思うように休みが取れないこともあります。

が、生徒や保護者と合格を分かち合う時間は、とても掛け替えのない充実したものになると答えます。