働く人々。世の中の仕事、実務の現場

世の中の仕事の内容や実務の現場、キャリアパスについて色んな人に聞いてみました。

腰掛けのつもりでたまたまなった携帯電話販売員。

昨年まで、家電量販店内での携帯電話販売員を4年ほどやっていました。

この仕事に就いた時は、実家に帰ってきたばかりで、当初は別の就職先が見つかるまでのつなぎのつもりで派遣会社に登録をして、1年程度働くつもりでいました。

この派遣会社自体は全国展開していますが、支社自体の社員数は6名ほどと少なかったです。

その会社が販売スタッフとして登録している人数は70名程度でした。

私の場合は、時給1150円の20日勤務だったので、諸経費を引いても16万程度はもらっていました。
同じ職場でも違う携帯会社だと給料も違っていたので、そこと比べると仕事内容の割に給料が多いとも思えますが、出張が多かったことと、精神的にしんどいところも多かったので、妥当な金額と言えばそうかもしれません。

さて業務内容ですが、お店の開店に合わせて業務が始まりますが、まずは業務用のパソコンや社用携帯を確認して連絡や前日の引き継ぎ事項のチェックから始まります。

その次に、売り場に届けられた荷物を確認して、チラシやパンフレットを店頭に並べたりします。

平日は電気屋さんに来るお客さんの数は少ないですが、来られた場合は声をかけて話を聞き、買ってもらえそうな雰囲気があれば商談をすすめていきます。

専用端末を使いながら携帯電話の契約を行い、かつ注意事項の説明をしていきます。
登録が終わって持ち帰りになるまで大体30分程度です。

お客さんがいない場合は在庫の確認、店頭の掃除などを行います。
終業時間間際になってから、報告書の作成や最終在庫の確認、翌日の引き継ぎを行ってから退出、というのが1日の流れです。

基本的に平日はヒマな時間が多いので、展示してあるスマホなどで自分の好きな曲を流せたりできます。
後は私がスマホやタブレットを触ったりするのが元々好きだったので、発売前に到着する展示品などを触るのはとても楽しかったです。
こういう風に割と楽しみを見つけやすい環境だったと思います。

ただ訳のわからないクレームが頻発することは本当にしんどいです。

自分のミスはともかく、言いがかりを付けて携帯代を逃れようとする人間は思った以上にいますので、まともに取り合うと精神を削られていきます。

後は量販店の特性上、全く関係ない商品の説明をお客さんにしょっちゅう求められることがめちゃくちゃ多いです。

接客の経験を積みたい、短期間だけでも経験したいということ以外では正直おすすめはしないですが、慣れてしまえば比較的身体への負担は少ないと思える仕事です。

ただノルマは厳しいので、労働環境は派遣会社にきっちり確認した方がいいですね。