働く人々。世の中の仕事、実務の現場

世の中の仕事の内容や実務の現場、キャリアパスについて色んな人に聞いてみました。

設計者の方を対象としたCAD、CAEのインストラクター

私は設計者の方を対象としてCAD、CAEを教えておりました。

会社としては300人程おりましたが、講師は約20人程おり、その中から12人程が講習を担当しておりました。

講習内容はいくつかのコースに分かれており、簡単な概要の紹介、基本操作の紹介、応用を含めた講習、CAEを含めた講習と分けれており、コースによって日数や内容が大きくことなります。

講習の担当にならない場合は、講習で使う資料や講習内容の見直しをしたり、今までに解決できなかった問題の検討などにあたります。

勿論急遽担当講師が講習出来ない場合があるのでその時の代理にもなります。

また別の部署から研修として2,3年の間配属される人が毎年数名いる為、そういった方の育成の時間にも使います。

給与としては残業がほとんどなく月収27万程でしたが、業務内容にしては多く貰える職場でした。

仕事内容としてはやはり人に教える業務の為、講習後もしくは後日会った時に感謝の言葉を貰えると非常にうれしく思います。

また複数人相手での講習の為、やはり講習内容を覚えるのには個人差が出てきてしまいます。

覚えの早い方に合わせると少し戸惑っている方はついていけなくなってしまいますし、一番遅い方に合わせると早い方がやることがなくなってしまったり、そもそもカリキュラムがこなせなくなってしまうこともあります。

お金をいただき、講習をするので最低限のことは皆にお伝えした上で満足していただきたく思うのですが、そのバランスの調整がつからったです。

もし他の方へアドバイスをするのであれば、やはり講習は人に対して行うことを常に意識することを伝えます。

講習は効率を求めるとカリキュラム通りとなってしまい気味です。

勿論悪いことではありませんが、せっかく人と人での講習であればその場に応じた対応ができる講師というものが付加価値になっていると思います。